Instagramを分析する際に重要な指標を徹底解説!重要視される理由も紹介


Instagramを分析する際に重要な指標を徹底解説!重要視される理由も紹介

Instagramをマーケティングに利用するなら、適切な分析を行うことが重要です。Instagramには、さまざまな分析に利用できる指標があるため、それぞれの指標の特徴を理解しておく必要があります。この記事では、Instagramの分析に重要な指標を徹底解説します。また、Instagram分析が重要視される理由も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

Instagramによるマーケティングが向いている業界とは

Instagramを活用したマーケティングは、アパレルや化粧品、旅行、飲食・カフェ、ホテル、ウェディング、動画配信サービスなどの業界に適しているといわれています。なかでも、SNSを日常的に活用している若年層や女性をターゲットにしている企業に向いているマーケティング手法です。
 
一方で、日用品を扱う企業やBtoBでは、Instagramによるマーケティングの効果は少ないと考えられています。ただし、これまで向いていないとされてきた企業も、Instagramによるマーケティングを始めているのが現状です。
 

Instagram分析が重要な理由

Instagramによる分析は、目標の達成のために適切な運用ができているかを確認する際に必要です。目標の達成度を把握するうえで、事前に設定したKPIが役立ちます。KPIとは、目標の達成度を図るために用いられる指標です。たとえば、フォロワー数を〇人まで増やす、いいねの数を〇獲得するなど、具体的な数値を指標に設定します。
 
ただし、KPIの達成度を確認するだけでなく、改善を図るために現状を分析することも重要です。
 

Instagramを分析する際の指標とは

Instagramを分析するための指標は、さまざまな種類があります。具体的にどのような指標があるのでしょうか。以下では、指標の種類や特徴などを解説します。Instagramを分析する際の指標に活用してください。
 

フォロワー数

フォロワー数とは、自社のアカウントをフォローしている数を指します。フォロワー数が多いほど、投稿の閲覧数や反応率、拡散などによる影響力、発信力が高まります。フォロワー数は、多くのフォロワーがいるアカウントほど伸びる傾向があるため、Instagramの分析に不可欠です。
 
BtoC企業の公式アカウントは最低でも1,000人のフォロワーが必須ですが、1万人以上のフォロワーを獲得するのが理想的です。他にも、投稿内容ごとにフォロワー数の日々の増減数も分析しておきましょう。
 

エンゲージメント率

エンゲージメント率は、いいねやコメントなどのユーザーからのアクションを数値化した指標のことで、以下の計算式で算出できます。
 
エンゲージメント率=(いいねの数+コメント数)÷投稿数
 
エンゲージメント率が低いほど、ユーザーに関心を持たれていない、コミュニケーションが取れていないと分析できます。また、いいねやコメントの数は、それぞれで分析しておくことが大切です。いいねの数が少ない場合はコンテンツを改善する、コメント数が少ない場合はキャプションの内容を工夫するなどの対策をしておきましょう。
 

投稿の時間や曜日

学生と社会人ではInstagramをチェックする時間が異なるなど、投稿する時間や曜日が変わると閲覧数や閲覧しているユーザー層にも変化がみられます。ターゲット層に自社の投稿を閲覧してもらうためには、Instagramをチェックする時間帯などを把握しておく必要があります。具体的には、投稿した時間や曜日、閲覧数などを確認し、投稿にベストな時間帯を分析しておきましょう。
 

クリック数

クリック数とは、Instagramのアカウントのプロフィール欄に表示されているURLがクリックされた数のことです。表示されているURLのクリックによって、製品ページやECサイトに誘導できます。
 
投稿ごとに掲載された広告リンクのクリック数を比較すれば、ユーザーの関心が高いコンテンツの傾向を把握できます。さらに、ユーザーの興味を引きやすいコンテンツ作りに役立てることも可能です。
 

コンバージョン率

コンバージョンとは、インターネットマーケティングの分野の用語で、最終目標にしている成果を意味します。一般的に、CVと呼ばれています。コンバージョンに設定される成果は、商品の購入や資料請求、問い合わせ、会員登録などです。業界や提供しているサービスの内容によって、コンバージョンの種類は異なります。コンバージョン率は、以下の計算式で求められます。
 
コンバージョン率=コンバージョン数÷訪問者数
 

ハッシュタグ

ハッシュタグ(#)とは、Instagram内で特定の話題について投稿する際に用いられる記号です。ハッシュタグを表示させることで、ハッシュタグによる検索が可能になります。自社のオリジナルのハッシュタグをつけて投稿すれば、投稿数の計測によってどのくらい拡散されているのかを把握できます。
 
一緒につけられているハッシュタグを専用ツールで分析することで、ユーザーの関心事や趣向などを把握するのに便利です。
 

競合アカウント

競合アカウントをベンチマークすれば、自社にはないノウハウや投稿時の工夫などを分析できます。競合アカウントが、必ずしも自社のアカウントと同じ運用を行っているとは限りません。投稿内容はもちろん、投稿する時間やフォロワー数、ハッシュタグなどを参考にすることで、戦略的な運用を行えるようになります。競合アカウントの分析には、ベンチマークできる分析ツールを導入しましょう。
 

公式分析ツールInstagramインサイトとは

Instagramインサイトとは、企業アカウントを対象にした無料の公式分析ツールです。Instagramインサイトでは、数値計測やフォロワー属性解析、投稿のソートなどの機能を利用できます。数値計測は、投稿を含むコンテンツの閲覧数や保存数などの閲覧状況を、週別に計測できる機能です。
 
フォロワー属性解析は、フォロワーの年齢や性別、利用している時間帯などを分析できます。投稿のソートでは、いいねやコメントの数など、種類別の投稿の並び替えが可能です。詳細な分析や他のSNSと連携して分析したい場合は、有料ツールの活用がおすすめです。
 

企業のSNS分析活用事例

SNSを利用したマーケティングを行っている企業は、どのようなSNS分析を行っているのでしょうか。ここでは、Instagramなどからデータを収集して分析できるテキストマイニングツールである「見える化エンジン」を活用して、InstagramなどのSNS分析を導入している企業の事例を紹介します。

株式会社ニップン

株式会社ニップンは、製粉事業からスタートし、冷凍食品などの新事業に展開している会社です。従来実施してきた定量調査などでは、CMやSNSでの情報発信の分析に必要なデータを取得できないことに課題を感じていました。「見える化エンジン」の導入により、CMなどで狙った反響の成果だけでなく、想定外の反響も把握できるようになりました。
 

ロート製薬株式会社

ロート製薬株式会社は、目薬やスキンケアなどの健康・美容に関する事業から再生医療の領域まで幅広く事業を展開している会社です。お客様サポートセンターに寄せられたユーザーの声や、競合商品との比較をリアルタイムで行えないことに課題がありました。「見える化エンジン」の導入後は、SNS上にある膨大な情報を可視化し、競合商品との比較・分析に役立てています。
 

まとめ

Instagramの運用を効果的に実施するには、フォロワー数やエンゲージメント率、競合アカウントなどの比較・分析が重要です。Instagramの分析結果をマーケティングに活用するなら、詳細なデータによる分析に基づいたマーケティング手法を考慮する必要があります。

SNS分析についてもっと詳しく知りたい方はこちら(SNS分析記事)
 
Instagramの分析はもちろん、その他アンケートやX(旧Twitter)など様々なデータソースから分析を行いたい場合は、テキストマイニングツールがおすすめです。見える化エンジンでは1600社以上の導入実績があり、これまで専門的なコンサルティングも行ってきています。だからこそ、プロモーションの反響分析やトレンド把握など、SNS分析のノウハウも豊富です。本格的なSNS分析をご検討でしたら、テキストマイニングツールの導入をぜひご検討ください。