導入事例

概要

株式会社ニップン
執行役員 食品事業本部副本部長 兼食品事業本部統括・管理部長 兼商品開発委員会委員 ※取材当時
宮田 精久 氏

デジタル技術を取り入れたあらゆる消費者の『生の声』を活用し、商品企画や販促強化へ

歴史ある会社に新しい風を吹き込み、事業の強化を図る

  • #SNS分析
  • #食品業界
  • #メーカー

事例詳細

導入前の課題

  • 事業が多角化するなかで、従来行ってきた定量調査やモニター調査では拾えるデータに限界を感じていた
  • 近年高まる健康志向などの生活トレンドをSNS等から分析し、商品企画・開発に活かしたいと考えていた
  • CMや公式SNSによる情報発信など、注力商品の販促活動の反響を社内でスピーディーに検証したいと考えていた

導入の理由

  • 操作が複雑でないため、備わった機能を無駄なく使いこなせると感じた
  • 簡便でありながら、欲しい情報にきちんと到達し、分析結果から深い示唆を得られる
  • アウトプットがわかりやすいため、加工する手間なしで情報として発信できる

導入後の成果

  • 商品開発におけるトレンドやシーンの分析に活用し、消費者のニーズをワードのマッピング等でわかりやすく視覚化することで開発のヒントや手がかりを得ている
  • CMの効果分析では、狙いとした反響が得られているかを知るだけでなく、想定外の反響も知ることができ非常に参考になった
  • 人手が足りず活かしきれていなかったアンケートの自由記述の分析にも活用している

従来の調査からは見えてこなかった
「自然発生的な生の声」の分析が必要不可欠に

公式SNSアカウントを開始するにあたり課題となったのが、SNS関連の情報収集。それまで同関連のデータ分析は手探りな状態でしたが、SNS分析は取引先企業からのニーズも非常に高まっており必要であると強く認識していました。

また、弊社は2021年より日本製粉株式会社から株式会社ニップンへと社名を改めました。製粉事業からスタートした会社ですが、「製粉」の看板にとらわれず、新しい発想をもって新規事業への取り組みを強化しようという時期です。小麦粉やパスタといった小麦の加工品にとどまらず、冷凍食品やアマニをはじめとする機能性素材などへと多角化が進む中、昔ながらの営業スタイルからの脱却が求められ、開発でも営業でも様々な裏付けとなるデータは必要不可欠になりつつあります。

これまで私たちが扱ってきたデータというのは定量調査が中心で、定性調査でも特定の商品に対するモニター調査が主でした。しかし、そこからは見えてこない、本当の意味での「生の声」を集める必要もあるのではないか。もっと自然発生的な消費者の声を拾い上げていくことはできないのか、という思いが強くなり、導入したのが見える化エンジンです

 

商品開発の手がかりやCMの反響を調査
見える化することで気づきの幅がより深く、広く

導入の決め手となった主なポイントは3つ。まずは、操作が簡単できちんと使いこなせること。そして、簡便でありながらも分析の結果に深い示唆が得られること。さらにアウトプットが明解であることです。ツールによっては結果に手を加えてわかりやすく整えなければ依頼元に提出できないものもありますが、見える化エンジンはツールから出てきた結果そのままを発信できるのでとても助かっています。

我々の業務用事業の顧客には菓子メーカー様もいらっしゃることから、以前、開発担当より、近年の健康志向を受けた新たなスナック菓子の可能性を探りたいと依頼を受けました。マッピング機能を使ってトレンドやシーンの分析を行い、「健康」という視座でスナック菓子がどう捉えられているのか注目してみたところ、「糖分」と「太る」あるいは「脂肪分」と「ニキビ」などの関連の強さが浮き彫りになる結果に。「消費者のインサイトがわかりやすく視覚化されている。新商品を探っていく中で活用できそう」と担当者も納得していました。また、プレミアムパスタブランド「レガーロ」に関してCM投下後の反響をモニタリングした際は、CMが狙い通りの反響を得られたと確認できた一方で、想定しなかった意外な反響も可視化されたのが収穫でした

導入の動機こそSNSの投稿分析ではありましたが、見える化エンジンはあらゆるテキストデータに強く、すでに手元にあるアンケートや調査結果の分析にも役立っています。例えば手が回らずに追いきれていなかったアンケートの自由記述など、マンパワーでは対応が難しかった作業のサポートにも有用だと実感しています

コロナ禍による市場変動が、データへの意識向上の契機に

コロナ禍で市場の変動が激しくなって以降、社内においてデータへの意識に変化が起きました。いわゆる月次データも以前は営業担当を中心に発信していましたが、受注関係の部署やお客様センターなどからも閲覧希望が上がってくるようになり、全社的なデータへの関心の高まりを感じます。社会の動向に対し「自分たちが今どのような状況であるか」を敏感に意識するようになった結果ではないでしょうか。このような機会だからこそ、より一層データを有効に、幅広く活用していけるよう取り組んでいきたいと考えています。

  • #SNS分析
  • #食品業界
  • #メーカー

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