ハッシュタグ分析をマーケティング活用!メリットや分析方法も


ハッシュタグ分析をマーケティング活用!メリットや分析方法も

マーケティングやCX/CS、DX推進に役立つ情報をお届けするビジネスメディア「見える化エンジンラボ」を運営する「見える化エンジン」事業部編集チームです。

InstagramやX(旧Twitter)など、各種SNSをマーケティングに活用する手法の一つとして、ハッシュタグ分析という方法があります。本記事ではInstagramやX(旧Twitter)におけるハッシュタグ分析について、メリットや分析方法を解説します。ぜひ、自社のマーケティングの参考にしてみてください。

ハッシュタグとは

ハッシュタグとは、言葉の先頭に「#」をつけてキーワードをタグ化させたものです。「#ペット」「#ごはん」などの一般名詞だけではなく、「#本好きと繋がりたい」「#相互フォロワー募集」といった、文章がそのままタグになったものがあります。


また、企業ブランド名がハッシュタグになる場合もあります。ハッシュタグは、その単語を起点に、投稿を一覧で見ることができます。同じ趣味を持つ仲間や、その単語に近い情報を回覧でき便利です。InstagramやX(旧Twitter)で利用されていますが、現在はメルカリなどのECサイトでもハッシュタグの使用が増えています。


ハッシュタグ分析について

ハッシュタグはユーザーにとって便利な機能ですが、企業のSNS活用に活かすためのハッシュタグ分析について解説します。


ハッシュタグ分析とは

ハッシュタグ分析とは、投稿する際につけるハッシュタグを、どのようにつけるかという最適解を分析する方法です。おもにInstagramやX(旧Twitter)で活用されており、具体的には競合アカウントのハッシュタグを調査したり、過去に成果があったハッシュタグを参考にしたりする方法があります。


企業独自のハッシュタグがある場合は、利用数や流入数がどのくらい見込めるかを把握しましょう。ハッシュタグ分析では、投稿につけるハッシュタグから、ユーザーのニーズを分析し、ハッシュタグを含めた投稿の最適化を目指します。


ハッシュタグ分析で流入数を増やせる

ハッシュタグ分析を活用したSNS運用を行なうことで、投稿やアカウントへの流入を増やしたり、狙ったユーザーに届きやすくしたりする効果があります。ハッシュタグはInstagramやX(旧Twitter)で利用されていますが、とくにInstagramでの利用が盛んです。理由として、Instagramはサービスの構造上、拡散性が低いことが挙げられます。


Instagramは拡散性が高くないものの、アカウントや投稿を見つける流入経路がいくつかあります。その1つがハッシュタグです。ターゲットの興味関心にあったハッシュタグをつけて、ユーザーのハッシュタグ検索に利用されることで、多くの人の目に留まりやすくなります。ハッシュタグ分析は、投稿の宣伝効果の最適化のために重要な手法です。


ハッシュタグ分析で分かること

ハッシュタグ分析によって分かることを具体的に解説します。適切なボリュームやユーザー像を理解することで、分析効果を高めます。


タグ付けしているフォロワー数とリーチ数が分かる

ハッシュタグを検索すれば、過去にそのハッシュタグを使用したフォロワー数が分かります。ハッシュタグをつけて投稿することを「タグ付けする」といいます。フォロワー数の多いハッシュタグは、人気が高いキーワードといえます。分析ツールを利用すれば、ハッシュタグのリーチ数の計測も可能です。


ハッシュタグの適切性・関連性が分かる

ハッシュタグを検索することで、特定のキーワードに興味を持つフォロワーがどのような人物であるかが分かります。また、自社がターゲットにしているユーザーに対して、想定しているハッシュタグが本当に適切で、効果的なアピールが見込めるかどうかも分かります。関連キーワードのハッシュタグを探す場合は、メインキーワードとの関連性の高さも分析していきます。


ハッシュタグの利用シーンとユーザー層が分かる

投稿内容に利用したハッシュタグが、どのようなシーンで利用されているかを読み取ることができます。たとえば「#おうちごはん」というハッシュタグの使用を迷った場合、検索結果から、利用者の世帯や生活スタイルなどが読み取れます。具体的なユーザー層や性質を把握するためにも、ハッシュタグ分析は有効です。


ハッシュタグの印象や影響力が分かる

SNSでのマーケティングは、フォロワーやその他のユーザーからの反応を知ることが重要です。ハッシュタグ分析では、ハッシュタグが持つエンゲージメント(ユーザーからの各種リアクション)の高さを測定できます。また、ハッシュタグの持つ印象やユーザーに与える影響力も分析可能です。


ハッシュタグ分析を行うメリット

ハッシュタグ分析では、アカウントに関する多くのデータを収集できます。運用に際しては、多くのデータを把握することが重要です。以下でハッシュタグ分析を行うメリットについて、具体的に解説します。


ハッシュタグの人気度が把握できる

ハッシュタグ分析から、ハッシュタグの人気をみることができます。具体的には、ハッシュタグの投稿数やフォロワー数です。人気のないハッシュタグをつけても、フォロワーではないユーザーへ届く可能性は低いでしょう。ただし、投稿数やフォロワー数が多いハッシュタグのすべてが優れているわけではありません。


人気のハッシュタグは競合も多く、投稿直後に多数のエンゲージメントを得なければ、上位に表示させられないからです。検索結果で上位に表示されそうなハッシュタグを見つけ出すためには、分析結果が重要なデータといえます。


高エンゲージメント率のハッシュタグが分かる

ハッシュタグ分析のツールを使用することで、「いいね!」や「コメント」などを多く得られる、エンゲージメント率の高いハッシュタグを見つけられます。エンゲージメント率が高いということは、ユーザーからの印象がよいハッシュタグであるといえます。自社投稿のエンゲージメント率を調べることで、投稿の再現性や効果の向上につながります。


拡散力の高いインフルエンサーを探し出せる

インフルエンサーを見つけるには、指定したハッシュタグを投稿しているユーザーのなかから、フォロワー数やエンゲージメントを多く獲得しているユーザーを調べるとよいでしょう。インフルエンサーが使用しているハッシュタグは、多くのユーザーの目に留まりやすくなっています。


新規ユーザーの流入も期待できるため、ターゲットが近いインフルエンサーを把握しておきましょう。


ハッシュタグごとにユーザー層が分かる

ハッシュタグを調べることで、指定したハッシュタグを使用するユーザーを調べることができます。また、年齢や居住地などのユーザー属性の把握も可能です。自社ターゲットがよく投稿しているハッシュタグを見つけ出せれば、今後の投稿でも自社の投稿がターゲット層に届きやすくなります。


逆に自社の過去投稿の調査をすることで、投稿がターゲット層にアプローチ出来ているか確認することも可能です。


ハッシュタグ分析を行う方法

ハッシュタグ分析の具体的な方法について解説します。さまざまな数値を見ることで、自社の投稿など、マーケティング活動に役立ててください。


ハッシュタグの投稿数と投稿者数を調べる

全体のハッシュタグ投稿数は、指定したハッシュタグの投稿数を示す数値です。アプリ内で検索窓に個別キーワードを打ち込むか、分析ツールを用いることで確認が可能です。


狙うハッシュタグの関連ハッシュタグを調べる

投稿には複数の関連するハッシュタグを付けることで、検索ヒット率は高まります。検索のサジェスト表示を利用して見つけます。併せて、指定キーワードで検索結果上位に表示されているハッシュタグを調査しましょう。サジェスト表示から、よりボリューム数の多い検索結果を見つけられます。


分析ツールでリーチ数とエンゲージメント率を調べる

ハッシュタグのついた投稿のリーチ数とエンゲージメント率は、基本的に分析ツールで割り出します。ツールを使用しない場合には、「いいね!」やコメント数から人気のハッシュタグを割り出す作業が必要になります。


タグ付け投稿しているユーザーを詳しく見る

ハッシュタグ検索結果から投稿内容を見ていくと、ユーザーの属性を詳しく知ることができます。プロフィール画面や普段の投稿をじっくり見ることで、そのアカウントが何に興味があるのか、どういった属性を持っているのかが予想できます。


また、自社投稿に「いいね!」やコメントをしたユーザーがいた場合、そのユーザーのプロフィールや過去の投稿を見にいくことで、好みなどの有益な情報が取得できます。


ハッシュタグ分析は分析ツールの導入で最適化できる

効率よく詳細な分析結果を得られるため、ハッシュタグ分析には分析ツールの利用がおすすめです。手動で分析するには手間と時間がかかりますが、分析ツールを用いることでSNSを効率よく運用することができます。目標やKPIに対して、必要な分析値が得られる、自社に適したツールを選びましょう。


まとめ

SNSにおけるハッシュタグ分析の手法や、分析結果から分かることについて解説しました。企業のSNS活用においては、投稿をやみくもに行うのではなく、ハッシュタグ分析などにより、過去の結果や競合の結果を収集・分析して活用することが重要です。


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