導入事例

概要

「AI×人の協働」をテーマに、約5年ぶりとなるリアル開催

「AI×人の協働」をテーマに、約5年ぶりとなるリアル開催

CX先進企業10社が導入成果を発表 「AI×人の協働で実現する顧客の声分析と未来戦略」 アフターレポートを公開
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事例詳細

14年連続シェアNo.1(※)の顧客の声活用プラットフォーム「見える化エンジン」を提供する株式会社プラスアルファ・コンサルティングは、「見える化エンジンカンファレンス2026」を開催。

約5年ぶりにオンラインからリアルの場へと会場を移したカンファレンスでは、テレビプロデューサーの佐久間宣行氏、明治大学大学院教授の鳥山正博氏を迎え、「AIと人間」の関わりについて講演いただいたほか、「CXイノベーションアワード」として「見える化エンジン」の導入によって大きな成果を上げた10社を表彰しました。

今回はその様子をレポート。アワードを受賞した顧客の声活用の先進企業がどのように成果を創出したのかをご紹介します。
※ 富士キメラ総研2025調べ

特別ゲストとして、テレビプロデューサー・佐久間宣行氏が登壇

特別ゲストとして、テレビプロデューサー・佐久間宣行氏が登壇

カンファレンスはテレビプロデューサーの枠を超え、ネット番組からラジオに書籍まで、あらゆるメディアを舞台に活躍する佐久間宣行氏の基調講演「ユーザー体験に基づくコンテンツづくり」からスタートしました。
 
佐久間氏はAIを「自分の脳を拡張し、システム化するツール」と表現し、「テクノロジーを活用しながらも、ユーザーが熱狂する部分だけは人がつくらなければ刺さらない」とヒットメーカーとしての信念を語りました。

続く主催者講演には「見える化エンジン」を運営する株式会社プラスアルファ・コンサルティングのマーケティングソリューション本部長・五十嵐智洋が登壇。アップデートや新サービスのリリースを告知し、「見える化エンジンの展望」と題して、進化を続けるAIとの協働が「人間力を鍛える」ことへの大きな可能性を示しました。

顧客の声を経営に生かす、「CXイノベーションアワード」

主催者講演では「顧客の声が経営判断の基盤になっている企業はわずか10%」とのリサーチ結果が示された一方、直近に「見える化エンジン」を導入された企業様を対象とした調査では、AIを活用したVoC分析への期待値が高く、なかでも「音声認識データへの関心の高さ」が顕著であることが報告されました。
 
そして、約5年ぶりのリアル開催となった当カンファレンスのメインイベントは、顧客の声を経営に生かすべく「見える化エンジン」を    導入し、大きな成果を上げられた企業を表彰する「CXイノベーションアワード」です。

SNSなどに寄せられるVoC分析の高度化を達成された「VoC(ソーシャル)部門」、VoCやVoEを集約し、組織横断型の共有基盤を構築された「プラットフォーム部門」、生成AI機能を活用し、応対品質や成約率向上などの成果を創出された「生成AI部門」の3部門にわたり、受賞企業は全10社。
    
ここからは各企業様はどのような成果を上げ、その成果を礎にどんな展望を描いているのか、登壇いただいた受賞者様のお声とともにご紹介します。

VoC(ソーシャル部門):株式会社セガ

VoC(ソーシャル部門):株式会社セガ

「AIと人」を掛け合わせた、ハイブリッド型の分析体制を構築
高速・自動化と信頼性の担保を両立させ、社内レポート開封率95%を実現


世界に知られるゲーム開発企業、セガでは「見える化エンジン」とChatGPTを組み合わせた「AI×人」のハイブリッド型分析体制を構築し、社内レポート開封率95%という成果を上げました。

かつて開封率が低迷していた原因は、   人の手が介在しない「AI頼み」のレポートへの違和感。そこで、世界各国から寄せられる大量のテキストデータの翻訳・分類・要約をAI(見える化エンジン、ChatGPT)に委ね、顧客の声の大まかな傾向を把握。一方、気になる点の深掘りや画像付きの投稿の確認は人間が行う体制に切り替えた結果、レポートの精度と信頼性の担保を両立したレポートづくりができるようになりました。

さらに、レポートを「見てもらうための工夫」として、従業員への周知ではURLを共有するだけでなく、メール本文へのキャプチャーの貼り付けやExcel出力を活用し、直感的な分かりやすさを追求しています。また、ゲームのバージョン別にシートを分けるなど、受け手が直感的に理解しやすい形式への改善を続けています。

受賞者のお声:
世界中のお客様の多言語にわたるお声を取り扱う中で「見える化エンジン」のAIを活用した結果、私たち人間が分析や考察に注力できるようになりました。“社内で活用されるレポート”を実現でき、非常にありがたく感じています。

プラットフォーム部門:株式会社ジェーシービー

プラットフォーム部門:株式会社ジェーシービー

AI活用により分析規模を数万件に拡大しながら工数削減
現場が活用しやすい「説得力あるVoCレポート」による改善を推進


日本発唯一の国際カードブランドを運営し、総会員数1億8,192万 (2026年3月末現在)を誇るジェーシービー。かつては膨大な顧客の声を手作業でチェックしていたため、定量データとして示すことが難しく、お客様の声を施策判断に活用しきれていないという課題がありました。
 
この状況を改善するべく「見える化エンジン」と社内AI(Copilot)を活用した結果、月300件程度だった分析規模が数万件に拡大し、客観的で納得感のあるレポートを提供可能になりました。レポート作成時間も約15時間から約1時間に大幅短縮され、少人数体制でも高品質な分析を継続的に提供できる体制を構築しました。
 
単なる集計ではなく、顧客の「要望」「不安」「不満」といった感情や背景を構造化し、具体的な課題要因が見えるようになったことで、現場が「何をすべきか」を明確化するレポート作成を実現されています。
 
受賞者のお声:
我々は1年半ほど前に「見える化エンジン」を導入しました。全社で顧客の声を活用できるよう、「見える化エンジン」の各種イベントや他の導入企業様との意見交換を通じて、お客様の声を現場に届ける基盤を整えてきました。今後はより一層、その声が響くような取り組みを続けてまいります。

プラットフォーム部門:株式会社バンダイ

プラットフォーム部門:株式会社バンダイ

従来のBIツールでは把握困難だった「不具合の詳細」を可視化
社内ポータルを通じ、問い合わせ削減や迅速なフィードバックを実現

 
日本が世界に誇るアニメ、マンガ、ゲームといったIP(Intellectual Property)を生かし、多彩な事業を展開するバンダイ。取り扱う商品数は年間約1万8000点、うち新商品が約1万1000点を占めるといいます。
 
多くの新商品を世に送り出す一方、以前は顧客の声を1件ずつ読み込む必要があり、従来のBIツールでは「不具合の詳細」の把握が困難でした。そこで「見える化エンジン」のテキストマイニングを活用し、顧客の声から「今、何が起きているのか」を直感的に把握できる体制を構築。「不具合の詳細」の可視化を実現しました。
 
可視化した分析結果を社内ポータルと連携し、従業員が確認しやすい設計を徹底したところ、ポータルのアクセス数が目標の2倍に増加。可視化した情報を基に説明不足の点を特定し、Q&Aの改善を行った結果、顧客の自己解決が進み、問い合わせ件数の削減にもつながりました。
 
受賞者のお声:
「見える化エンジン」を通じて、従業員が日常的に活用できる環境づくりに取り組んできました。「従業員に活用される体制」を意識した結果、社内ポータルへのアクセス数は現在、月約300件。相談センターに届く声が現場へ還元され、VoCの効果的な活用が進んでいると感じています。

プラットフォーム部門:株式会社ベネッセコーポレーション

プラットフォーム部門:株式会社ベネッセコーポレーション

専任チームに負荷が集中していたVoC分析をAIで自動化・効率化。「量と質」を改善する取り組みを続け、全員で顧客の声に向き合う風土に


「Benesse=よく生きる」の企業理念のもと、教育・生活領域において幅広く事業を展開するベネッセコーポレーション。同社は「見える化エンジン」を活用し、現場の従業員が自ら課題を発見し、改善につなげる自律的な姿勢を醸成。「全員で顧客の声に向き合う風土」への変革を進めています。
 
家庭学習領域のコールセンターでは「保護者との接点を通じた顧客体験(CX)改善と事業貢献」をミッションに掲げ、FAQ、チャットbot、有人チャット、電話と複数の顧客接点を設ける中、届く声の分析が専任チームに集中していました。
「見える化エンジン」でVoC分析を自動化・効率化した結果、月間4人月かかっていた工数を実質0にまで削減。創出した時間をより付加価値の高い業務へ振り向けられるようになりました。
 
「見える化エンジン」の活用と合わせ、「1日1VoC」のルール化や入力フォームの工夫、書き方ガイドも整備。入力のハードルを下げながら質を担保し、分析に値する有益なデータを収集・活用する取り組みを推進されています。
 
受賞者のお声:
「見える化エンジン」の存在を初めて知ったとき、「すごいね、いいね!」と盛り上がったことを思い出します。専任チームの負荷を解消しつつ、VoCを事業改善につなげるために何回も議論を重ね、現在のかたちにたどり着きました。今後もより「見える化エンジン」の活用の幅を    広げていきたいです。

生成AI部門:大阪ガスマーケティング株式会社

生成AI部門:大阪ガスマーケティング株式会社

人手では限界に達していた要約や分類をAIによって自動化
重要な「顧客の声」を全社に迅速連携し、判断や改善スピードを向上


エネルギー分野のプロフェッショナル集団、Daigasグループの一員として、家庭向けサービスの提供を担う大阪ガスマーケティング。同社は    2021年に全通話のテキスト化を開始しましたが、膨大なデータの入力作業・分析作業の負荷が増大し、人手による作業が限界に。そこで、「見える化エンジン」に搭載されたAIによる自動化に踏み切りました。
 
生成AIの導入により、「ご不満」や「お褒め」の声を統一された基準で効率的かつ正確に抽出・要約できる体制を構築。生成AIが抽出・要約した重要な声は全社員や経営幹部が閲覧できる「C-VOICE」に連携され重要な声の見落としを防ぎ、迅速に経営やサービス品質向上へと生かすサイクルが確立されました。
 
具体的な事例としては、特定サービスに関する問い合わせをAIが詳細に分類し、不満ポイントや解約理由を詳細に可視化。離脱防止策の検討やFAQの見直し、架電数の削減など、実効性の高いアクションにつなげられています。
 
受賞者のお声:
私どものチームではグループ全体のお客様から日々1万件ほどのお声を頂戴し、その分析・発信をしております。今年4月に生成AIを本格導入し、より迅速かつ高精度な分析が可能になったことで、経営陣へのデイリーな報告ができるようになりました。今後もDXを推進するとともに、経営に生かせる声の発信をしてまいりたいと思います。

生成AI部門:株式会社ハーブ健康本舗

生成AI部門:株式会社ハーブ健康本舗

手作業での文字起こしから脱却し、音声認識データ分析を自動化
分析できるデータ量が約3倍になり、応対品質改善と成約率向上を達成

 
1998年の創業以来、「美と健康」をテーマとしたオリジナル商品の企画・開発を行い、リピート売上率が8割を超えるハーブ健康本舗。同社はお客様の気持ちに寄り添う姿勢を大切にしてきましたが、かつてはコールセンターに寄せられる声の分析を手作業で実施。音声データの文字起こしから始める必要があり、分析できる量には限界がありました。
 
そこで「見える化エンジン」に搭載されたAIを活用し、音声データの分析を自動化。月200〜300だった分析件数が700〜800へと飛躍的に増加し、顧客の声の全体傾向をより正確かつ迅速に把握できる体制が整いました。さらに、成約に至らなかった音声と至った音声を比較・分析することで、勝ちパターンを抽出。このパターンを基にトークスクリプトの改善も進め、オペレーターへのフィードバックを高速化した結果、成約率を高めることに成功しました。    
 
テキスト化されたデータは、オペレーターの通話内容を詳細にモニタリング・評価することにも活用。個々の課題に応じて具体的なフィードバックが可能になり、委託先を含むコールセンター全体の応対スキル向上にもつながっています。    
 
受賞者のお声:
私たちの事業は成長過程にあり、現在は新規のお客様獲得にしっかりと取り組むフェーズだと考えています。この重要なフェーズにおいて「見える化エンジン」のAIをお客様への応対品質の改善に活用し、AI活用の第一歩を踏み出せたと感じています。今後も引き続き、ご指導とご協力を賜れれば幸いです。

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